完全ワイヤレスイヤフォンの、"JBL FREE X"を購入しました。
普段はBang & OlfsenのE8というイヤフォンを愛用しているのですが、何故わざわざこれを買ったのかというと、前作"JBL FREE"の大失敗の後に、本気でブラッシュアップしてきたであろう製品なので、必然的にイイモノになっているんじゃないか? と思ったからです。
前作"JBL FREE"は、amazonなどのレビューを見てもわかるのですが、とにかく音飛びが凄いという致命的な弱点を抱えていたようです。JBLといえばかなり有名なオーディオブランドなのですが、amazonでの評価は星1だらけという...
ちゃんとテストしたのか?って話ですよね。 JBLは世に出してはいけない状態の製品を売ってしまったわけです。このブランドに泥を塗るような製品を、見た目はそのままに改善してきたのが"FREE X"なのです。
JBL FREE X 完全ワイヤレスイヤホン IPX5防水/Bluetooth対応 ブラック 【国内正規品/メーカー1年保証付き】
- 出版社/メーカー: JBL
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: エレクトロニクス
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今回はホワイトのカラーを選びました。
箱はこんな感じ
愛用しているB&O E8との比較です。イヤーチップは共にComplyのTsx-200に交換しています。
●あまり変わらなく見えますが、FREE Xの方が少し大きいです。B&Oが左右合わせて13グラムなのに対し、JBLは15グラムです。
●両者ともブランドロゴが書いてある部分がタッチパネルになりますが、 B&Oはクリック感のないセンサーパネル式、JBLはクリック感のあるボタン式になっています。個人的にはボタン式のJBLの方が好みです。
●防水、防塵については、JBLがIPX5、B&Oは特に記載が無いのですが、IP54相当とのことです。水に対する耐性はJBLの方があるかもしれませんね。
https://www.takigen.co.jp/jp/contents/tech/tech_09.html
●JBLは外側にLEDがついていて、操作時やペアリング時に青く光ります。一方E8は内側に小さいライトが付いていて、外からは見えません。JBLは暗闇で操作しやすいですが、夜に使用するとやや目立つので人によっては気になるかもしれません。
●JBLの付属のイヤーピースは正直良くありません。最初はそのまま聴いてみたのですが、音がスカスカに聴こえました。交換を強くオススメします。ちなみにE8には、純正のイヤーチップに加え、Comply製のイヤーチップが付属しています。
付属の充電ケースです。左はE8のものです。
●イヤフォンの連続稼働時間は約4時間で、ケースに入れることで充電が可能です。ケースをフル充電していれば、約20時間分の充電が可能です。一方、E8はイヤフォンの連続稼働時間は同じく約4時間。ケースをフル充電した状態で約8時間の充電が可能です。
●ケースのフル充電にかかる時間は、E8、JBL共に約2時間です。
●JBLのケースには急速充電機能が備わっており、約15分の充電で約1時間のリスニングが可能になります。E8のケースも約20分で約1時間のリスニングが可能になります。
●ケースの重量は、E8が約45グラム、JBLが約84グラムです。カバンやリュックの中に入れておく上では大した差ではありませんが、ポケットに入れるならコンパクトなE8がありがたいです。また、質感はレザーを使用しているB&Oに軍配が上がります。ここはバッテリー容量とトレードオフですね。
●装着安定性は、両者共に良好です。JBLはイヤフォン本体のソフトカバーが付属しているので、E8より調整の幅が広いです。自分はMサイズのカバーを装着してピッタリでした。
●両者とも、大きなイヤーチップを装着しているとうまくケースに収まらず、充電ができない可能性があります。Comply Tsx-200程度ならギリギリ大丈夫です。
充電中はこんな感じ。充電中はインジケータが点灯し、終了すると消えます。
●接続安定性については、断定できるほど使用していないのではっきりとは言えませんが、今のところ一度も途切れていません。前作は人混みじゃなくても切断するみたいなヤバイレビューをかなり目にするので、しっかり改善されているのではないでしょうか。
●E8は通信が途切れにくいとされているNFMI方式を採用していますが、JBLは普通の方式です。しかし、今の所遜色ないです。
●接続の速さはJBLが優位に感じます。ケースから取り出すとすぐに接続されます。E8はケースから出してから右のボタンを一回押す必要があるので、地味にストレスを感じる場面があったりします。
●音質に関しては、JBLは元気な音だな。という印象です。低音もけっこう出ており、E8の初期設定(E8は専用アプリでイコライジングが可能)と比べるとこちらが勝っているかもしれません。中音域については、E8の方が好みです。ゆったりとJAZZなどを聴く際には、E8の方がいいでしょう。価格を考えると、JBLも十分良いです。
●E8がアプリを介してイコライジングやファームウェアの更新ができるのに対し、JBLはそのような機能を持ちません。
●遮音性、音漏れなどにおいては、大差ないように感じます。E8は外部の音を取り込むことができる、transparency modeが左耳ワンタッチで可能です。コンビニでの会計時などには便利です。
以上の点から見て、どちらがオススメかと問われたら、やはり E8と言いたくなるのですが、E8とJBL FREE Xには1万円以上の価格差があります。
コストパフォーマンスという点では、 JBL FREE Xは完全ワイヤレスのベストバイになり得る存在だと思います。もし自分がこれを先に買っていたとしたら、不満があるのでE8に変えよう。とはならないんじゃないかなと思います。ケースと合わせればほぼ丸一日充電が持つのもGOODなポイントです。
ケーブルレスのトゥルーワイヤレスイヤフォンは紛失などのリスクもありますが、一度使うと快適さで手放せなくなります。JBL FREE Xはケーブルレスデビューを考えている方に自身を持ってオススメできる製品だと思います。
JBL Free X ワイヤレスインナーイヤーヘッドホン リモコンとマイク内蔵 ブラック, JBLFREEXWHTBT
- 出版社/メーカー: JBL
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