最近、Awesome City Club、Yogee New Waves、LUCKY TAPESなど、"シティポップ"と呼ばれる音楽が急速にシーンに登場してきている。なんとなくおしゃれで、あんまり早くない、ゆったりとした音楽によくこの呼名が付けられている気がする。
私は今25歳で、勿論シティ・ポップ全盛の時代に生まれていないのだが、親がそういう音楽が好きで、図らずもシティ・ポップを聴いて育ったためか、こうした音楽が大好きだ。
このシティポップという言葉でまとめられる音楽は実は幅広く、日本のシティポップのルーツは"はっぴいえんど"を元として、大滝詠一や細野晴臣ティンパン・アレイなどと言われている。個人的にTIN PAN ALLEYは大好きでよく聴いていたりする。
ジャズやフュージョンの要素を取り入れて、より洗練されたサウンドになった山下達郎、オメガトライブなどといった辺りもシティ・ポップ。この辺は日本でいうところのAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)にも分類されるだろう。
ちなみにAORの代表的シンガーはボビー・コールドウェル、ボズ・スキャッグス、クリストファー・クロスなど。ブルーアイドソウルなどとも呼ばれる。
これらのシンガーは当時日本でのウケが非常に良かったようだ。
中でもボビー・コールドウェルは私のお気に入りのシンガーの一人。古くはパーラメントのCMで使われた"Heart Of Mine"、最近(10年くらい前だがw)だとトヨタ・エスティマのCMで使われた”Beyond The Sea"が有名。
90年代になると"渋谷系"といわれるサウンド、ピチカート・ファイヴやフリッパーズ・ギター、シンバルズなどが出てきて、シティポップというジャンルは衰退した。らしいが、今のシティ・ポップの感覚からするとこの辺もシティ・ポップと呼んでいいんじゃないかとも思う。
フュージョンバンド、CASIOPEAやT-SQUAREなども、今の感覚ではシティ・ポップなのかもしれない。
2000年代に入ってからはNona Reeves、UNCHAIN、さかいゆう、キンモクセイなどだろうか。キンモクセイは今の方がヒットしそうな気もする。こうして見るとハイトーンボーカルのバンドが多いな。ノーナは音楽性は勿論だが、違う方向から人気が増したということもあったw 入り口なんてなんでもいいゾ〜。
ダイナモ感覚!
とりあえず適当に2000年代まで挙げてみた。
ここから先にもっといろんなバンドが出てきて、更にはアイドルにまで波がやってくることになる。(これは昔からあったが)
シティ・ポップといっても幅広い。今のシティポップなんてシティポップじゃない!と言いたい人も勿論いるはずだ。
シティ・ポップ最高!と言いまくっていてはっぴいえんどを聴いたことない。というのは人によっては浅いなと思われてしまうこともあるかも。 まあ言わせておけばいいんですけどねw しかし、本当にいい音楽ばかりなので、最近のシティ・ポップにハマった人はさかのぼって聴いてみる価値は大いにありますよ!!
私ももっとシティポップ、知っていきたいです。